ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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水銀およびその原料たる辰砂(朱砂、丹砂)は古来、金属精錬、鍍金、医薬、顔料、化粧品などに広く用いられた重要な金属資源である。奈良の大仏が大量の水銀を使って金鍍金されたのはつとに知られている。本書の原型である大著『丹生の研究』は、その水銀を歴史学の対象とする未曾有の試みだった。地名・神社名を史料として用いるという卓抜な発想と徹底的なフィールドワークによって解明される、古代の金属文化、日本ミイラの特異性、採鉱技術者集団とその信仰などは、きわめて示唆に富む。関連の深い論文「即身仏の秘密」、著者の人柄と学風をよく
古代の朱(赤の世界
青丹よし
まがね吹く
丹薬と軽粉
日本のミイラ
水銀の女神
丹生氏の植民
水がね姫の変身
漢字から生まれた神
丹生高野明神
丹生と丹穂
石鏡を考える)
即身仏の秘密
学問と私
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