石井正己
( いしい・まさみ )石井 正己(いしい まさみ):1958年、東京都生まれ。東京学芸大学名誉教授。東京学芸大学教授、旅の文化研究所運営評議委員、遠野市立図書館顧問、遠野市立博物館顧問、遠野物語研究所研究主幹等を歴任。著書に『絵と語りから物語を読む』『遠野の民話と語り部』『柳田国男と遠野物語』『文豪たちの関東大震災体験記』『『遠野物語』を読み解く』等がある。
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本書は、遠野市に寄贈された『遠野物語』草稿本・清書本・初校本を丹念に読み解き、その成立過程を明らかにした画期的な好著である。
はじめに―池上隆祐と『遠野物語』の資料
佐々木喜善と水野葉舟、柳田国男
草稿本「遠野物語 一」の書き入れ
草稿本「遠野物語」の文体
「天狗」と「山人」と
『石神問答』の意義
「怪談」と『遠野物語』
『遠野物語』の清書から印刷へ
『遠野物語』の発行
泉鏡花と『遠野物語』
芥川竜之介と『遠野物語』
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