ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1945年4月、大日本帝国の象徴、戦艦「大和」は沖縄に向かう特攻作戦を行なった。この戦いで九死に一生を得た著者は、その極限の体験を名著『戦艦大和ノ最期』として発表。死地に赴いた兵士たちは、葛藤のなか、死ぬことの意義を見出そうと煩悶する。「大和」出撃から戦闘、沈没までを、明晰な意識のもと冷静な筆致で描くことにより、戦争とはいかなるものかが如実に表わされ、その背後に戦争の虚しさが漂う。後に著者は、戦いに散華した者の死の意味を問い続け、戦後日本の在り方に対して意義を唱える。戦争と平和、日本という国、日本人の生き方を問う著者渾身のエッセイを集成。
戦艦大和ノ最期
「戦艦大和ノ最期」初版あとがき
「戦艦大和ノ最期」決定稿に寄せて
「鎮魂戦艦大和」あとがき
「鎮魂戦艦大和」文庫版に寄せて
「戦艦大和ノ最期」初出テクスト
「戦艦大和ノ最期」をめぐって
死を思う
死・愛・信仰
異国にて
戦争協力の責任はどこにあるのか
一兵士の責任
戦中派の求める平和
散華の世代
戦没学徒の遺産
海軍という世界
青年は何のために戦ったか
平和への一歩
書いても書いても書いても…
戦後日本に欠落したもの
死者の身代りの世代
戦中派の死生観
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