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ちくま学芸文庫

涅槃への道

——仏陀の入滅

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08956-4

Cコード

0115

整理番号

-1-3

2005/12/07

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

仏陀釈尊の生涯を編年的に裏づける資料は実はきわめて乏しい。その中にあって、釈尊の入滅に至るまでの最後の数ヶ月の出来事は、弟子たちにとって強く印象づけられたので、『涅槃経』として記録された。北伝としては、中央アジア出土梵語断片一本と漢訳四本が現存し、チベット語訳と漢訳との律部数節も内容的に梵語断片と相応する。南伝としては、パーリ語の長部経典の中に一本収められている。本書『涅槃への道』はパーリ語本の本文に準拠し、上記の北伝の諸資料をも参照して、仏伝の中の白眉と称えられる『涅槃経』の世界を余すところなく解明している。

目次

ヴァルシャカーラ大臣との対話
ビクたちへの教え
戒・定・慧の教え
戒・定・慧の教え
シャーリプトラの求道心
戒・定・慧の教え
戒についての五つの教え
パータリ村の都市建設
四聖諦、戒・定・慧の教え
法の鏡、戒・定・慧の教え〔ほか〕

著作者プロフィール

渡辺照宏

( わたなべ・しょうこう )

渡辺 照宏(わたなべ・しょうこう):1907-77年。1930年、東京大学文学部インド哲学科卒業。専攻、インド哲学・仏教。深い学殖と広大な視野に立ち、厳正な記述による多くの名著、名論文を残し、インド学・仏教学の基礎的研究に数々の輝かしい成果をあげる。また、一般の仏教に対する正しい知識と理解の普及につくす。著書に『仏教を知るために』『仏教のあゆみ』(ともに、大法輪閣)、『日本の仏教』『仏教』『死後の世界』(いずれも、岩波新書)、『不動明王』(吉川弘文館)、『渡辺照宏著作集』(全8巻)『仏教学論集』(ともに、筑摩書房)など多数。

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