S.ワインバーグ
( わいんばーぐ,S )1933年、ニューヨーク生まれ。コーネル大学を卒業し、コロンビア大学でPh.D.を取得。現在テキサス大学教授。専門は素粒子物理学。1979年にS.グラショウ、A.サラムとともに電弱理論への貢献でノーベル物理学賞を受賞。著書に『電子と原子核の発見』『究極理論への夢』など。
loading...
1,650
円978-4-480-08967-0
0142
-10-1
2006/02/08
文庫判
432
頁100年ほど前まで、人類は電子も原子核も陽子も中性子も知らなかった。これら究極の物質はすべて、優れた科学者たちの深い洞察と巧みな実験によってその存在が突き止められた。トムソンによる電子の発見、ミリカンによる電子の電荷の測定、ラザフォードによる原子核の発見、チャドウィックによる中性子の発見…。彼らはどのように推論し、どのような実験で未知の粒子を追いつめていったのか。壮大なドラマが、物理的な厳密さを貫きながら具体的に語られ、力学や電磁気学、熱学も必要に応じわかりやすく解説される。ノーベル賞学者による20世紀物理学への格好の入門書。名著の最新改訂版。
第1章 粒子の世界(基本的な粒子を求めて
科学的表示(指数表示))
第2章 電子の発見(電子をめぐる物理学の歴史
真空放電と陰極線 ほか)
第3章 原子(電荷を測定する
電子の電荷の測定)
第4章 原子核(ラザフォードと原子核の発見
放射能の発見とその解明 ほか)
第5章 その他の粒子(その他の素粒子
光子 ほか)
付録
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。