ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,210
円978-4-480-08968-7
0110
-11-2
2006/03/08
文庫判
304
頁「現代はヘーゲルを前にして何を意味するかという問いは、まだ発せられてすらいない」―現代の弁証法の巨匠アドルノは本書でヘーゲル哲学の構造と根本的視点に深い省察を加えたのち、こう断言する。アドルノによれば、これまでに企てられたどんな解釈もこの史上まれに見る弁証法的思想家の核心をまだ捉えていない。ヘーゲルの著作は非常に難解だが、それはその哲学が現実のこちら側にとどまらず苛烈な世界のなかへと挺身してゆくところから来る。アドルノはヘーゲル哲学を徒らに思弁的と非難するのではなく、現実に対する最も鋭い認識と批判とをその語法から読み取り、読者の理解を助ける。
第1部 ヘーゲル哲学の視点
第2部 ヘーゲル哲学の経験内容
第3部 「暗い人」―またはヘーゲルをどう読むか
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