loading...

ちくま学芸文庫

非常民の民俗文化 

——生活民俗と差別昔話

柳田民俗学による「常民」概念を逆説的な梃子として、「非常民」こそが人間であることを宣言した、赤松民俗学最高の到達点。 【解説: 阿部謹也 】

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08999-1

Cコード

0139

整理番号

-21-3

2006/08/09

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

柳田民俗学を本質的に「士大夫」の民俗学であると断じた著者は、「非常民」こそが人間であることを宣言して、柳田の「常民」概念が掬いとりそこなった人間生活にとって最も重要な性の現実にとことん分け入って行く。外部からのフィールド調査ではけっして辿りつけない村落共同体の公事としての性風俗を、「コドモ集団」の性教育から「オナゴ連中」の構造と機能にいたるまで、詳細かつ大らかに語りきった赤松民俗学の集大成。

目次

1 生活民俗と差別昔話(もぐらの嫁さがし
村落共同体と性的規範)
2 非常民の民俗文化(村落共同体とは
間引き風俗
初潮の民俗
ムラと子供
誕生の祝い・子供のシツケ
子供仲間 ほか)

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本