ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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柳田民俗学を本質的に「士大夫」の民俗学であると断じた著者は、「非常民」こそが人間であることを宣言して、柳田の「常民」概念が掬いとりそこなった人間生活にとって最も重要な性の現実にとことん分け入って行く。外部からのフィールド調査ではけっして辿りつけない村落共同体の公事としての性風俗を、「コドモ集団」の性教育から「オナゴ連中」の構造と機能にいたるまで、詳細かつ大らかに語りきった赤松民俗学の集大成。
1 生活民俗と差別昔話(もぐらの嫁さがし
村落共同体と性的規範)
2 非常民の民俗文化(村落共同体とは
間引き風俗
初潮の民俗
ムラと子供
誕生の祝い・子供のシツケ
子供仲間 ほか)
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