ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,430
円978-4-480-09004-1
0198
-16-2
2006/07/10
文庫判
368
頁本書は、深層心理分析で世界的に高名なフォン・フランツが、いま再び話題の永遠の少年「星の王子さま」を題材にして、現代の若者の心理を分析したロングセラー。「永遠の少年」とは一つの元型であり、ポジティブとネガティブの二面性がある。みずみずしい少年の感性と好奇心を生涯もち続け、豊かな創造力を発揮する反面、「モラトリアム人間」や「ニート」に代表されるように、大人に、社会人になりたがらない若者の病理である。サン=テグジュペリの『星の王子さま』をより深く理解するためにも、また、ますます子どもが独立しない現在、親子ともに切実なインパクトを与える好著。
1 「永遠の少年」とは何か
2 幼児の両義性
3 呑みこむものと呑みこまれるもの
4 ヘビと童児神
5 個性化の苦しみ
6 現実への下降
7 上なる天と下なる天
8 生の躍動と偽の哲学
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