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ちくま学芸文庫

倫理問題101問

ジレンマに向き合う問題集

何が正しいことなのか。医療・法律・環境問題等、私たちの周りに溢れる倫理的なジレンマから101の題材を取り上げて、ユーモアも交えて考える。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09059-1

Cコード

0112

整理番号

-24-1

2007/05/09

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

「沈没する船」から誰を助けるべきか?「効率的」な戦争を計画するのは正しいことか?―私たちの世界は、白黒つけにくい、悩ましくも倫理的なジレンマに満ちている。意思決定の岐路に立たされたとき、何が正しいことなのか、あなたはきちんと答えられますか?医療・環境・ビジネス・法律・宗教・戦争・ショッピング等々、101の例題に、プラトンやアダム・スミスから現代倫理学までの知見を織りこみ、おとぎ話やブラック・ユーモアも交えながら、読者をジレンマと考察に誘いこむベストセラー待望の翻訳。

目次

問題(初めに4つの厄介なジレンマ
3つの個人的ジレンマ
堕落が始まる
古代のジレンマ
反社会的ジレンマ
医学倫理
検閲官のジレンマ
ビジネス週間―ビジネス倫理のジレンマ
ビジネス倫理のジレンマをもう1つ
神の正義を探し求める5つの物語
いくつかの「猿罪」
子供をめぐる2つのジレンマ
良き人生を探し求めて
監視の権限
大学倫理のロールプレイング・ゲーム
アニマルズ(ベジタリアンのジレンマ)
倫理的に疑わしい御伽噺
相対主義国「レラタヴィア」の物語
戦争倫理
環境倫理1
お金は大事
法のジレンマ
環境倫理2
映画の中でしか起こらないような信じがたい倫理的ジレンマ
ほぼ終盤(あるいは中盤))
ディスカッション

著作者プロフィール

マーティン・コーエン

( こーえん,まーてぃん )

イギリスで発行されている、世界で最も古い哲学誌『The Philosopher』の編集者。オーストラリアのクイーンズランド工科大学応用倫理学センター、リサーチ・フェロー。著書にベストセラー『101 Philosophy Problems(哲学101問)』がある。

榑沼範久

( くれぬま・のりひさ )

横浜国立大学教育人間科学部メディア研究講座准教授。共編著に『運動+(反)成長』(慶應義塾大学出版会)、訳書にハル・フォスター編『視覚論』(平凡社)がある。

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