松本三之介
( まつもと・さんのすけ )1926年生まれ。東京大学法学部卒業。日本政治思想史専攻。大阪市立大学法学部助教授、東京教育大学文学部教授。東京大学法学部教授、駿河台大学法学部教授を歴任。著書に『天皇制国家と政治思想』『明治精神の構造』『国学政治思想の研究』『明治思想における伝統と近代』『明治思想史』など多数。
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開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第3巻は、近代日本の興隆期。1889年2月11日、帝国憲法が発布され、東洋最初の立憲国が誕生した。国民は熱狂し興奮のるつぼのなかにいたが、その内容を知るものは決して多くはなかった。内に産業革命を進展させ、外には日清戦争に勝利し、欧化と国粋にいろどられながら、近代日本は船出してゆく。
憲法発布の日
第1部 民族国家の姿勢(東洋の立憲国第一号
欧化と国粋
若き日本の哀歓)
第2部 日清戦争(日清談判破裂して
撃てや懲らせや清国を
アジアへの開眼)
第3部 進む産業革命(日清「戦後」という時代
花開く明治文化
明治国家の陰影)
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