バーバラ・W・タックマン
( たっくまん,ばーばら・W )1912-89年。ニューヨークの名門に生まれ、ハーヴァード大学を卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリッツァー賞を受賞、72年『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した。『愚行の世界史』など著書多数。(写真 UPI・サン)
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1,540
円978-4-480-09156-7
0122
-23-3
2008/07/09
文庫判
336
頁ある暗号電報の解読が、世界史を変えた!第一次世界大戦の勃発から2年半、欧州戦線は膠着し、850万人の死者を出してなお出口の見えない泥沼が続いていた。アメリカが参戦しないかぎり戦局は動かない。しかし当のウィルソン大統領はあくまで中立を貫く。そんなある日、1本の暗号電報を傍受したことから、英海軍諜報部が動き出す。イギリス、ドイツ、アメリカの決断は?メキシコ、日本を巻き込んで、水面下で息詰まる情報戦が繰り広げられ…。名著『八月の砲声』の著者が、膨大な資料を綿密に読み解き、アメリカ参戦の内幕を克明に描き出した傑作歴史ノンフィクション。
待っていた電報
賢明なるドイツ皇帝と黄禍
「すぐ、税関を占領せよ!」
第三者―日本
「フォン・リンテレン、当地にきたる…」
ドイツ製「ビリャ万歳!」
「わが友、ツィンメルマン」
わな
電報は送られた
「わが生涯の最も劇的な時」
電報、ワシントンへ
確信を余儀なくされて
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