森村泰昌
( もりむら・やすまさ )1951年、大阪生まれ。美術家。1985年、自らゴッホになった作品で美術界に登場以降、名画の登場人物や映画女優、歴史上の人物に扮するセルフポートレイトを次々に発表。綿密な研究と独自の解釈と意図で構成された作品は国内外で高い評価を得ている。著書に『芸術家Mのできるまで』『美術の解剖学講義』『踏みはずす美術史』『「美しい」ってなんだろう?』『「まあ、ええがな」のこころ』など多数。
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美術鑑賞に王道はありません。「おもしろければ、間違っていてもよい」「美術の歴史とは、数珠つなぎになった真似の贈り物である」「美術鑑賞とは、ものごとのつながり方を考えることである」など、常識を覆す芸術鑑賞の9つの極意を伝授。さらに、ホリエモンの「お金で買えないものはない」発言に対して、画家の心はお金で買えるか、ゴヤの名作『カルロス4世の家族』を俎上に載せて論じた「お金をめぐる芸術の話」を併録した文庫オリジナル。見方を変えると名画が他人事ではなくなる、そんな美術体験に誘う素敵な入門書。
超・美術鑑賞術(ドラクロアとハダカ
ピカソとグルメ
レンブラントとプリクラ
マネと贈収賄
ゴヤと教育問題 ほか)
お金をめぐる芸術の話(「ココロ」ってなんだろう
ひとつ目のエピソード/ココロvs.マネー
古代エジプトのココロ
ココロの住処はどこにある? ほか)
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