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ちくま学芸文庫

武満徹 エッセイ選 

——言葉の海へ

その世界に耳を澄ます

稀代の作曲家が遺した珠玉の言葉。作曲秘話、評論、文化論など幅広いジャンルを網羅したオリジナル編集。武満の創造の深遠を窺える一冊。

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09172-7

Cコード

0173

整理番号

-26-2

2008/09/10

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

稀代の作曲家は音楽だけでなく、出色の著作も数多く遺した。その中から62篇を厳選し、一冊にまとめた文庫オリジナル編集版。名曲『ノヴェンバー・ステップス』誕生秘話などの自作品の解説や、彼が愛した音楽・映画の評論、日々の随想、そして自作の小説等々、武満の関心の幅広さが窺われる。また音楽や人間を慈しむ彼の姿が、つづられた数々の言葉から垣間見られる。巻末に、現在の武満作品琵琶奏者である中村鶴城と編者との対談を収録。実演する立場から武満音楽の真髄を紹介する。

目次

音楽、土地と方位
音楽、個と普遍
音と言葉と
日常から
映画/音楽
フィクションの

著作者プロフィール

武満徹

( たけみつ・とおる )

1930年、東京生まれ、1996年逝去。1957年に作曲した《弦楽のためのレクイエム》がストラヴィンスキーに称賛され?ト以来、常に現代作曲界の第一線で活動を続け、その作品は現在も世界中で演奏されている。また映画等、幅広い分野で活躍。著作も多く『武満徹著作集』(新潮社)、『武満徹全集』(小学館)などがある。(写真:福井鉄也)

小沼純一

( こぬま・じゅんいち )

1959年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。主な著作に『ミニマル・ミュージック』(青土社)、『武満徹 その音楽地図』(PHP研究所)、『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房)

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