ジョン・ケージ
( けーじ,じょん )1912年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。シェーンベルクに作曲を師事。既存楽器を改造したり、演奏にラジオを使用するなど新たな音源を開発し、演奏者が全く楽器を鳴らさない曲を作る等、作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させた革新的な音楽を創り上げた。現代の音楽に偉大な足跡を残しただけでなく、芸術全般に大きな影響を及ぼす。1992年逝去。
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ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。
音楽愛好家の野外採集の友
合衆国に於ける実験音楽の歴史
実験的音楽ジョン・ケージ
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