ジャック・ル・ゴフ
( る・ごふ,じゃっく )1924年生まれ。現代フランスを代表する中世史家。高等師範学校で 歴史を専攻し、プラハ、オックスフォード、ローマへ留学後、リール大学に赴任。59年、高等研究院第六部門のスタッフとなる。以後、リュシアン・フェーヴル、マルク・ブロック、フェルナン・ブローデルらの後を受け活躍、アナール派第三世代のリーダーとなる。文献考証的な歴史学を離れ、歴史におけるイマジネールなものの研究を通して魅力あふれる歴史記述を生み出した。現在も精力的に執筆活動をつづけている。『中世とは何か』ほか著書多数。