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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09250-2

Cコード

0133

整理番号

-32-1

2009/10/07

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

ノーベル経済学賞に輝く大学者たちの方法論が、じつは間違っていたとしたら?!著者は、現代経済学は幼児の砂遊びにすぎないと断じ、クライン、サミュエルソン、ティンバーゲンら三人を俎上に載せ、それぞれの論の不毛さを暴いていく。実社会に背を向ける学者たちの独善的な研究姿勢を糾弾し、その業績は実証分析がされていないため科学とは到底呼び得ない代物だ、と論じる。一方、数学の有効性や、アダム・スミス等の古典派の再評価など、これからの経済学を見直す有用な提言もなされる。単行本刊行後に書かれた論文とノーベル賞受賞者リストを増補。

目次

第1章 お砂場遊びの坊やたち
第2章 統計的有意性はお呼びでない
第3章 黒板経済学の不毛
第4章 社会工学の思い上がり
第5章 新しい謙虚なブルジョアの経済学
補論 経済学の秘められた罪

著作者プロフィール

ディアドラ・N・マクロスキー

( まくろすきー,でぃあどら・N )

1942年生まれ。53歳で男性から女性に性転換する以前の名はドナルド。アイオワ大学教授を経て、イリノイ州立大学シカゴ校人文学部教授。専門は経済学、哲学、歴史学。1996年にはオランダ、エラスムス大学のティンバーゲン記念講座訪問教授を務め、?サのときの就任記念講演が本書のもととなった。邦訳著書に『レトリカル・エコノミクス』(ハーベスト社)、『性転換』(文藝春秋)がある。

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