ルドルフ・シュタイナー
( しゅたいなー,るどるふ )1861-1925年。オーストリアの哲学者。自らの思想を人智学として樹立。のち、スイスにおいて、教育、芸術、農業、医療等で、人智学運動を行う。『神秘学概論』『神智学』『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(いずれもちくま学芸文庫)など著書多数。
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1,320
円978-4-480-09324-0
0110
-8-9
2010/10/06
文庫判
288
頁教育、芸術、農業、医療等、多彩な才能を発揮したルドルフ・シュタイナー。彼は経済の分野にもユニークな仕事を残した。世界経済を一つの有機体ととらえるシュタイナーの理論では、資本が一部の人間や地域に集中することは否定される。資本は血液のように、絶えず循環されなければならない。そして食物が消化され、体の一部となるように、資本も経済の環の中で姿を変えながらいずれ消滅し、生まれ変わることが求められる。富める者も貧しい者も生まない経済学。ここには今に活かせるヒントがあふれている。ミヒャエル・エンデを魅了し、名作『モモ』を生んだあたたかな理論。
国民経済学の誕生
自然と資本のあいだの経済活動
価格形成
生産の三要素=自然・労働・資本
社会的営為として組み込まれる労働
分業
分業による資本の発生
貨幣経済と資本
循環過程としての経済プロせス―価値の構築と解体
見かけ上の価値〔ほか〕
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