生松敬三
( いきまつ・けいぞう )1928-84年。元中央大学教授。近世哲学、西洋思想史等を専門に研究。著書に『社会思想の歴史』『森鴎外』『二十世紀思想渉猟』等。
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大学生や専門家たちに長らく愛用された哲学史の参考図書、『西洋哲学史の基礎知識』が文庫版で復活。ギリシアからアラビアまで、哲学、宗教から科学まで、西洋哲学の源流となる諸概念を精選。各分野を代表する豪華執筆陣がわかりやすく、きっちり解説した便利な事典。
第1部 古代の哲学
古代ギリシア哲学の神髄としての理性主義 岩田靖夫
Ⅰ ギリシア思想の土壌
Ⅱ ソクラテス以前の哲学
Ⅲ 啓蒙時代の諸思想
Ⅳ プラトンとアリストテレス
Ⅴ ギリシア人の科学
Ⅵ ヘレニズムの哲学
Ⅶ キリスト教の起源
第2部 中世の哲学
西欧文明の基盤としての中世哲学 伊東俊太郎
Ⅰ 中世哲学の発端
Ⅱ カロリング・ルネサンスと神秘主義の起源
Ⅲ アラビアとユダヤの哲学
Ⅳ スコラ哲学の形成
Ⅴ 13世紀の知的綜合 ──スコラ哲学の開花
Ⅵ 14世紀の革新 ──ノミナリストの運動
Ⅶ ルネサンスの思想
第3部 近世の哲学
哲学史上の近世 木田元
Ⅰ ユマニスムと宗教改革
Ⅱ 17世紀の理性主義
Ⅲ 18世紀啓蒙
Ⅳ ドイツ観念論
Ⅴ ヘーゲル以後
第4部 現代の哲学
ひたすら多様化する現代の哲学 木田元
新カント派/社会科学方法論/生の哲学 ……ほか
人名索引
事項索引
あとがき ──ちくま学芸文庫版刊行によせて 木田元
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