ジョセフ・C・グルー
( C・ぐるー,じょせふ )1880-1965年。ハーバード大学卒業。アメリカの外交官。夫人アリスはペリー提督の兄の曾孫。ロシア、ドイツ、デンマーク、スイス、トルコなどに駐在。1924-27年国務次官。32年6月、特命全権大使として日本に着任。以後10年にわたり日米の緊張緩和に努めるもかなわず、42年戦時交換船で帰国。帰国後国務長官代理などを務め、日本の戦後処理構想を立案、天皇制の存続や原爆投下反対を進言。戦後も日米親善に尽力。
loading...
知日派の駐日大使グルーは日米開戦の回避に奔走。下巻は、ついに日米に戦端が開かれ、1942年、戦時交換船で帰国するまでの記録。 【解説: 保阪正康 】
1,650
円978-4-480-09402-5
0121
-21-2
2011/10/06
文庫判
448
頁1932(昭和7)年、グルーはアメリカの駐日特命全権大使として赴任する。このころの日本は、世相は暗く、満州事変、五・一五事件、国際連盟脱退と、ひたすら戦争への道を歩んでいるかのようであった。知日派として知られたグルーは、日本の多くの人々と交わり、日米関係の悪化を食い止めるべく奔走する。しかしその甲斐なく、1941(昭和16)年12月、日米はついに開戦へと至ってしまう。本書は、その間の経緯を、当事者のみが語りえる迫真の描写によって、克明に記録した昭和史の一級史料。下巻は、日米交渉行き詰まり、ついに日本の真珠
第5章 一つの世界と二つの戦争(一九三九年十月十日‐一九四一年十二月七日)
第6章 一つの世界と一つの戦争(一九四一年十二月八日‐一九四二年五月三十一日)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。