ロラン・バルト
( ばると,ろらん )1915~80年。記号のシステムとしてのテクスト分析により、それまでの批評言語を刷新し、現代思想にはかりしれない影響を与えたフランスの批評家。社会的神話学から出発し、記号学・テクスト性・モラリティの時代を経て、テクストの快楽の実践へと至った。交通事故により死去。
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初期の金字塔『モードの体系』当時のロラン・バルトは、ソシュールによって提唱された記号論的方法を探り、モードをその研究対象として、多くのエッセイを残している。モード界の2人のヒーローを対決させる「シャネルvsクレージュ」、装いの卓越性について語る「ダンディズムとモード」、衣服史研究の方法論をめぐる「衣服の歴史と社会学」、モード誌の表現からその意味作用を探る「今年はブルーが流行」など13本を収める。緻密かつ鮮やかにモードという日常の現象を分析してみせる1冊。新訳・オリジナル編集。
舞台衣装の病い
宝飾品からアクセサリーへ
ダンディズムとモード
靴下と思想
シャネルVSクレージュ
衣服の歴史と社会学―幾つかの方法論的考察
言語と衣服
衣服の社会学のために―キーナー『衣服、モード、人間―心理学的解釈の試み』書評
今年はブルーが流行―モードの衣服における記号作用単位についての研究ノート
モードと人文科学―『エシャンジュ』誌インタビュー〔ほか〕
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