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ちくま学芸文庫

和訳 聊斎志異

精巧絶倫(すぐれてじょうず) なひとだこと

中国清代の怪異短編小説集。仙人、幽霊、妖狐たちが繰り広げるおかしくも艶やかな話の数々。日本の文豪たちにも大きな影響を与えた一書。 【解説: 南條竹則 】

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09456-8

Cコード

0197

整理番号

-17-1

2012/05/09

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

妖艶な美女やいたいけな少女に化けた妖怪、狐、狸、鬼たちと、いずれもまじめな主人公たちが繰り広げる、艶やかで面白おかしい物語の数々。中国怪異文学の金字塔。全446篇のうち特に面白い35篇を精選し、中国語原文の雰囲気を残しながら、独特のルビづかいで読ませる柴田天馬の名訳・玄文社版(1919年刊)を文庫化。

目次

王成
成仙
陸判
侠女
瞳人語
聶人倩
阿宝
竹青
嬰寧
嘉平公子〔ほか〕

著作者プロフィール

蒲松齢

( ほ・しょうれい )

1640-1715年。山東省?川の名家に生まれる。神童として知られたが、科挙の試験には失敗。教師などをしながら糊口をしのいだ。20歳から小説を書きはじめ、40歳の時に『聊斎志異』を完成させた。

柴田天馬

( しばた・てんま )

1872-1963年。鹿児島県生まれ。中国文学者。満州で『聊斎志異』の魅力にとりつかれ、翻訳を始める。1919年、『和訳 聊斎志異』を玄文社から出版。1951-52年に『全訳 聊斎志異』を、1953年に『聊斎志異研究』を創元社から刊行し、1953年毎日出版文化賞を受賞。

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