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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09474-2

Cコード

0141

整理番号

-33-1

2012/07/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

本書は、ガウスが24歳で公刊した『アリトメチカ研究』以降に公表されたすべての数論論文を収めた。平方剰余相互法則を証明した3篇からは、円周等分方程式論を経て類体論への道が望見でき、さらに高次の4次剰余相互法則の探索の2篇からは、複素整数へと数領域を拡大する姿勢が見える。「はじまりの数学」の現場に立ち会う醍醐味が味わえる、本邦初の原典からの翻訳。『ガウスの数論』姉妹編。

目次

アリトメチカの一定理の新しい証明
ある種の特異級数の和
平方剰余の理論における基本定理の新しい証明と拡張
4次剰余の理論 第一論文
4次剰余の理論 第二論文

著作者プロフィール

ガウス

( がうす )

1777―1855年。ドイツ生まれ。代数学こ?ニに数論に先駆的な業績を残した。ほかに幾何学、解析学、確率統計学、測地学、電磁気学にも定理や法則にその名を残す。業績の公表は自己抑制的で、後に遺稿や日記、公表論文の解読から時代に先駆けた成果が数多く追認された。

高瀬正仁

( たかせ・まさひと )

1951年、群馬県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、九州大学大学院修了。理学博士。数学者、数学史家。元・九州大学基幹教育研究院教授。著書『高木貞治とその時代』(東京大学出版会)、『人物で語る数学入門』(岩波新書)、訳書ガウス『ガウス整数論』(朝倉書店)、ヤコビ『楕円関数論序説』(講談社)ほか多数。

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