ジグムント・バウマン
( ばうまん,じぐむんと )1925-2017年。社会学者。ポーランド生まれ。ワルシャワ大学教授、テルアヴィヴ大学教授などを経て、71年英国リーズ大学教授。アマルフィ賞、アドルノ賞、アストゥリアス皇太子賞受賞。著書に『リキッド・モダニティを読みとく』『社会学の考え方〔第2版〕』(いずれも、ちくま学芸文庫)など。
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変わらぬ確かなものなどもはや何一つない現代世界。社会学の泰斗が身近な出来事や世相から〈液状化〉の具体相に迫る真摯で痛切な論考。文庫オリジナル。
1,320
円978-4-480-09484-1
0136
-35-1
2014/03/10
文庫判
288
頁「リキッド・モダニティ」という概念で後期近代の本質を鮮やかに析出し、現代社会学に新たな地平を拓いた碩学が、身近な出来事や事件、世相から“液状化社会”の具体相を解明する。長いあいだ変わらぬ“確かなもの”などもはや何一つない現代世界。親子や友人、異性との関係の劇的変化、不況と格差、教育問題、地球環境、健康と病気、流行…。一見バラバラでとりとめのない事象の根底に、著者はある通奏低音を聴きとり、時代の困難を直視しつつ、よく生きるための道を模索する。広く一般の読者に向けて平明に綴った、真摯で痛切な社会学的エッセイ。
手紙を書くということ―液状化した近代世界から
群れあう孤独
親子の会話
オフライン、オンライン
鳥のごとく
バーチャル・セックス
プライバシーの奇妙な冒険
親と子
十代の消費
Y世代をストーキング〔ほか〕
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