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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09504-6

Cコード

0121

整理番号

-40-1

2012/12/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

14世紀から16世紀にかけて、東アジア各国は激動の時代を迎える。中国では明が成立し、朝鮮半島では李氏朝鮮が誕生、琉球では尚巴志が三山を統一し、日本では南北朝が合一する。さらに諸国間の関係においても、朝鮮軍の対馬襲撃、朝鮮での倭人動乱、ヨーロッパ勢力の進出、秀吉の朝鮮侵略など、数多くの大事件が勃発した。こうした中、真の意味で覇権を手にしえたのは「双嶼」などの貿易基地を押さえ、海を制した者だった。国家間の公貿易である「勘合貿易」や自由商民「倭寇」の活動を通して、海の道でつながる東アジア世界の全体像をはじめて明らかにした、対外関係史の歴史的名著。

目次

第1章 前期倭寇の発生とその活動
第2章 勘合貿易体制の成立
第3章 遣明船貿易の展開
第4章 日鮮貿易の推移
第5章 南海貿易の盛衰
第6章 勘合貿易体制の崩壊
第7章 後期倭寇の消長

著作者プロフィール

田中健夫

( たなか・たけお )

1923年、群馬県生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所教授、東洋大学教授などを経て、東京大学名誉教授。2009年没。主な著書に、『島井宗室』『中世対外関係史』『倭寇──海の歴史』『対外関係史研究のあゆみ』などがある。

村井章介

( むらい・しょうすけ )

1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。日本列島周辺の9-17世紀を、広い「地域史」や「世界史」の文脈のなかで読み替えようと試みている。主な著書に、『世界史のなかの戦国日本』『境界をまたぐ人びと』『東アジア往還――漢詩と外交』などがある。

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