レオ・シュトラウス
( しゅとらうす,れお )1899-1973年。20世紀を代表する政治哲学者。ドイツのユダヤ人家系に生まれる。マールブルク、ハンブルク、フライブルクの各大学で哲学を学ぶ。1921年、ハンブルク大学より学位取得。1933年にドイツを去り、パリ、ケンブリッジを経て、38年からはアメリカに定住。ナチスの迫害を逃れるためであった。1949年にシカゴ大学に招聘され、以後20年にわたり政治哲学の研究を行なう。偉大な思想史的業績とともに多くの弟子を残した。著書に『スピノザの宗教批判』『ホッブズの政治学』『僭主政治について』『迫害と著述の技法』などがある。