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ちくま学芸文庫

言葉をおぼえるしくみ

——母語から外国語まで

人間の知能の深奥にせまる 認知心理学最新の成果

認知心理学最新の研究を通し、こどもが言葉や概念を覚えていく仕組みを徹底的に解明。さらにその仕組みを応用した外国語学習法を提案する。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09594-7

Cコード

0180

整理番号

-50-1

2014/02/06

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

気鋭の認知心理学者が膨大な実験を通して、発達期の子どもがさまざまな概念を言葉と結びつけ、脳内の地図に瞬時に書き込んでいく驚くべきメカニズムを徹底的に解明。その仕組みを応用し、母語を習得した後に外国語を学習する際の効果的な方法も提案する。

目次

単語の切り出し―ことばの学習のために子どもが最初にすること
モノの名前の学習
基礎?激xルのカテゴリー名以外の名詞の学習
動詞の学習
属性をあらわす語(形容詞)の学習
助数詞の学習
擬態語の学習
言語構造の違いは語彙獲得にどう影響するのか
子どもによる語彙の構築―即時マッピングとその後の意味の再編成
外国語における語彙の学習

著作者プロフィール

今井むつみ

( いまい・むつみ )

今井 むつみ(いまい・むつみ):慶應義塾大学環境情報学部教授。1994年ノースウエスタン大学心理学博士。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。学力不振で苦しむ子どもたちの学力困難の原因を見えるようにするツール(たつじんテスト)や学習補助教材の開発にも取り組んでいる。著書に、『言語の本質――ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)、『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書)、『親子で育てる ことば力と思考力』(筑摩書房)、『言葉をおぼえるしくみ――母語から外国語まで』(共著、ちくま学芸文庫)、『ことばの学習のパラドックス』(ちくま学芸文庫)、『ことばと思考』『学びとは何か――〈探究人〉になるために』『英語独習法』『学力喪失』(以上、岩波新書)、『算数文章題が解けない子どもたち――ことば・思考の力と学力不振』(岩波書店)、『ことば、身体、学び――「できるようになる」とはどういうことか』(扶桑社新書)ほか多数。

針生悦子

( はりゆう・えつこ )

東京大学大学院教育学研究科准教授。1995年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は認知科学、発達心理学。著書に『幼児期における事物名解釈方略の変化――相互排他性制約をめぐって』(風間書房)、『言語心理学』(編著、朝倉書店)などがある。

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