バートランド・ラッセル
( らっせる,ばーとらんど )1872-1970年。イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で数学・哲学を学ぶ。ホワイトヘッドとの画期的な共著『プリンキピア・マテマティカ』によって数学基礎論に貢献。記号論理学を大成するとともに存在論・認識論に適用し、分析哲学の始祖として二〇世紀哲学の流れを決定づけた。主著に、『外部世界についてのわれわれの知識』『心の分析』などがある。社会評論や倫理問題に関する著作も数多い。1950年、ノーベル文学賞受賞。
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世界の究極的あり方とは? そこで人間はどう描けるのか? 現代哲学の始祖が、哲学と最新科学の知見を総動員。統一的な世界像を提示する。初邦訳。
1,760
円978-4-480-09616-6
0110
-4-3
2014/10/08
文庫判
544
頁世界は究極的に、どのようなあり方をしているのか?その世界の中で人間はどのように描き出せるのか?ラッセルはまず、科学的・客観的に、行動主義やゲシュタルト心理学から量子力学や相対性理論にいたる同時代の最先端の科学的成果を渉猟して、外側から捉えた世界像を分析。ついで、主観的・常識的に見た人間のあり方を検証する。そして最後に、科学の絶対化と心の神秘化を退けながら両者を総合し、統一的な世界像である「中性的一元論」を提示する。現代哲学の始祖が、いまなお議論されている大問題に取り組んだ、円熟期の総決算的哲学入門書。待望
第1部(人間とその環境
動物と幼児の学習過程 ほか)
第2部(原子の構造
相対性理論 ほか)
第3部(自己観察
イメージ ほか)
第4部(過去の偉大な哲学者たち
真理と虚偽 ほか)
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