エミール・デュルケーム
( でゅるけーむ,えみーる )1858-1917年。フランスの社会学者。コントに始まる社会学を近代的な学問として確立した。ヴェーバーの歴史主義的方向性に対して、自然主義的アプローチで知られる。ボルドー大学で教鞭をとり、『社会分業論』や『社会学的方法の規準』、『自殺論』を執筆。のちにソルボンヌ大学に転じ、『宗教生活の基本形態』や『道徳教育論』などを著す。その研究成果は宗教学や人類学をはじめ多様な学問分野に広く影響を与えた。
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1,650
円978-4-480-09621-0
0114
-10-1
2014/09/10
文庫判
544
頁宗教の本質的要素=宗教生活の基本形態を明らかにした、古典的名著である。上巻には、序論「探求の目的」と、宗教の定義を検討しアミニスム、ナチュリスムなどの主要学説を批判した上でトーテミスム研究の略史を扱った第一部「前提問題」、さらに第二部「基本的信念」のうち、トーテミスムの概念を掘り下げ、その原理であるマナの概念を析出する第七章までを収録。
探求の目的―宗教社会学と認識の理論
第1部 前提問題(宗教現象と宗教の定義
基本的宗教についての主要な見解(アニミスム
ナチュリスム)
基本的宗教としてのトーテミスム―問題の歴史 これを取り扱うための方法)
第2部 基本的信念(本来的にトーテム的な信念(名前と記章としてのトーテム
トーテム動物と人間
トーテミスムの宇宙論的体系と類の概念
個人的トーテムと性的トーテム)
これらの信念の起源(諸学説の批判的検討
トーテム原理ないしはトーテム的マナの概念と力の観念
トーテム原理ないしはトーテム的マナの概念の発生))
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