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ちくま学芸文庫

増補 靖国史観

——日本思想を読みなおす

歴史認識が、めちゃくちゃだ! 解説:與那覇潤

靖国神社の思想的根拠は、神道というよりも儒教にある! 幕末・維新の思想史をたどり近代史観の独善性を暴き出した快著の増補決定版。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09627-2

Cコード

0131

整理番号

-41-2

2014/07/09

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

本書は靖国神社創設の経緯をひもときながら、文明開化で儒教が果たした役割に光をあて、明治維新の独善性を暴きだす。気鋭の歴史学者が「日本」の近代史観に一石を投じる檄文。「国体」「英霊」「維新」の三章に、文庫化に際して新章「大義」を増補。

目次

第1章 国体(国体の本義
寛政の改革 ほか)
第2章 英霊(靖国の祭神
誰が英霊なのか ほか)
第3章 維新(維新の本義
革命との相違 ほか)
第4章 大義(大義の本義
正義の戦争 ほか)

著作者プロフィール

小島毅

( こじま・つよし )

1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は中国思想史。主な著書に『朱子学と陽明学』(ちくま学芸文庫)、『中国近世における礼の言説』(東京大学出版会)、『宋学の形成と展開』(創文社)、『東アジアの儒教と礼』(山川出版社)、『中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流』『近代日本の陽明学』(以上、講談社)、『足利義満 消された日本国王』(光文社新書)、『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』(以上、トランスビュー)などがある。

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