志村五郎
( しむら・ごろう )1930年静岡生れ、東京育ち。1952年東京大学理学部数学科卒業。東京大学助教授、大阪大学教授。プリンストン高等研究所を経て、1964年プリンストン大学教授。現在同大学名誉教授。アーベル多様体の虚数乗法論の高次元化、アーベル多様体のモジュライ理論とモジュライに対応するCM体上のアーベル拡大を記述する保型関数を構成し、志村多様体論を展開。アメリカ数学会コール賞(数論部門)、アメリカ数学会スティール賞(生涯の業績部門)、朝日賞、藤原化学財団藤原賞他受賞。
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日米両国で長年教えてきた著者が日本の教育を斬る。掛け算の順序、悪い証明と間違えやすい公式のことから外国語の教え方まで。文庫オリジナル書き下ろし第4巻。
0 外国語、特に英語、の教え方
1 いかに教えたか
2 ゆとり教育から勲章まで
3 掛け算の順序
4 昔の教科書からはじめて思いつく話
5 部分積分とその発展
6 悪い証明と間違え易い公式
7 ζ(s)の値
8 L‐関数の値
9 Euler数とEuler多項式
10 『数学で何が重要か』の訂正と類体論について
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