植木朝子
( うえき・ともこ )1967年生まれ。お茶の水女子大学人間文化研究科比較文化学専攻単位取得満期退学。十文字学園女子大学助教授などを経て、現在、同志社大学教授。専攻、国文学。著書に『梁塵秘抄とその周縁――今様と和歌・説話・物語の交流』(三松堂、2001年)、『中世小歌愛の諸相――『宗安小歌集』を読む』(森話社、2004年)、『梁塵秘抄』(角川ソフィア文庫、2009年)、『梁塵秘抄の世界――中世を映す歌謡』(角川選書、2009年)などがある。
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遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん―平安時代末に大流行した「今様」を時の帝王・後白河院が編纂した『梁塵秘抄』。目新しく派手な魅力をもつがゆえに今様と呼ばれた歌謡は、貴賎を問わず大流行した。その主な担い手は社会の底辺を生きる女性芸能者であったが、今様の魅力に取りつかれた院は、周囲に眉を顰められながらも、遊女や傀儡女を召しては習い、狂おしいまでの熱中ぶりであったという。本書には、みずみずしく時にユーモラス、また時に悲惨でさえある、『梁塵秘抄』の生き生きとした今様から代表歌を収録。懇切な解説によっ
長歌
古柳
今様
法文歌
四句神歌
二句神歌
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