エリック・ホッファー
( えりっく・ほっふぁー )1902-83年。アメリカの社会哲学者。正規の学校教育を一切受けず沖仲仕として長く働いたことから「沖仲仕の哲学者」とも呼ばれる。1964年にカリフォルニア大学バークレー校教授(政治学)に就任したが、65歳になるまで沖仲仕の仕事はやめなかった。著書に、『大衆運動』(紀伊國屋書店)、『波止場日記――労働と思索』(みすず書房)、『安息日の前に』(作品社)などがある。
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1,100
円978-4-480-09679-1
0110
-19-1
2015/06/10
文庫判
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頁大学の教壇に立ちながらも若き日から従事してきた港湾労働を続け、「沖仲仕の哲学者」と呼ばれたホッファーによる、地に足の着いた社会批評集。現代という時代は多くの問題を解決してきたように見える。従属を強いられた国や人々に平等な世界への扉を開き、飢餓や貧困を減らす、といったように。しかし掲げられた目標が望ましいものであった場合でも、急激すぎる変化は大きな副作用を引き起こす。ホッファーの見るところ、それがナチズムでありテロリズムであり、経済至上主義であった。社会や人心を冷静に分析し、世の中と、権力と、しなやかに向き
1 未成年の時代
2 オートメーション、余暇、大衆
3 黒人変革
4 現代をどう名づけるか
5 自然の回復
6 現在についての考察
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