ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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非線形科学―それは近代科学が久しく避け続けてきた「自然の生きた姿の記述」に挑む新しい科学だ。例えばホタルたちの明滅が揃う同期現象や、物質の濃淡が形作る自己組織化のしくみはこの科学によって解き明かされる。本書では、非線形科学を一つの切り口としつつ、この分野の第一人者がより豊かでみずみずしい科学の可能性を探る。そして、科学知をも超えた新しい時代の知のあり方にまで思考の翼を広げる。
1 科学描写の構造(不均一な物理学
現代の自然学
流動現象について ほか)
2 非線形科学から見る自然(不可逆性、非線形性
非平衡開放系
熱対流 ほか)
3 知の不在と現代(知の過剰と無知
藤沢の所論
「事実と価値」、「物質と生命」、「部分と全体」に関する私見 ほか)
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