アルフレッド・W・クロスビー
( くろすびー,あるふれっど・W )1931年、アメリカ合衆国・ボストンに生まれる。1961年、ボストン大学にて博士号取得。ワシントン州立大学、テキサス大学をはじめ、多くの大学で教鞭を執りつつ、研究を行う。現在、テキサス大学オースティン校名誉教授。専門はアメリカ史、地政学、生態学的歴史学。著書に、『史上最悪のインフルエンザ』(みすず書房)、『飛び道具の人類史』『数量化革命』(ともに、紀伊國屋書店)など。
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15世紀末の新大陸発見以降、ヨーロッパ人はなぜ次々と植民地を獲得できたのか。病気や動植物に着目して帝国主義の謎を解き明かす。解説 川北稔
1,870
円978-4-480-09789-7
0122
-28-1
2017/04/06
文庫判
560
頁南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった温帯には、ヨーロッパに由来する住民が多い。これらの地域へのヨーロッパ人の進出―帝国主義は、なぜ成功したのか。その謎は生物学的・生態学的考察を抜きにしては解き明かせない。本書は、「雑草」「野生化した家畜」「ヒトと結びついた微生物」の三つが、軍事力以上にヨーロッパ人の席捲を後押ししたことを巧みな叙述で実証する。10世紀以降の世界史を壮大な視野から描きなおした歴史学者クロスビーの代表的名著。文庫化にあたっては、原著第2版の序文を新たに訳出した。
プロローグ
パンゲア再訪
ノルマン人と十字軍
幸多き島々
遙か彼方の海を吹く風
達し得るが捉え難い土地
雑草
動物
疫病
ニュージーランド
解釈の試み
結論
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