東川清一
( とうかわ・せいいち )1930年富山県生まれ。1957年東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。1965-67年アレクサンダー・フォン・フンボルト財団給費留学生としてケルン大学音楽学研究所に留学。東京学芸大学教授、東海大学教授等を歴任。現在東京学芸大学名誉教授。著書に『バッハ研究ノート』、『音楽理論を考える』、『シャープとフラットのはなし』(いずれも音楽之友社)など、訳書にテュルク『クラヴィーア教本』(春秋社)、C.P.E.バッハ『正しいクラヴィーア奏法』(全音)などがある。
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私たちの感情を動かし、心地よさや熱情を理屈抜きにもたらす音楽。実は音楽は、精緻な理論の上に組み立てられている。その歴史は古く、すでに古代ギリシア人たちは複雑な音階の体系を作り上げていた。現在の音楽の基礎をなす理論や記号法はみな、長い歴史を経て確立されたもの。それらのイロハを単なる知識として覚えるのではなく、「なぜそうなったのか」という歴史的視点を入れることで?A音楽の仕組みがよりわかるようになる。鑑賞や演奏のために必要な基礎知識を、「音符と休符」「リズム」「テンポ」「音程」などのキータームごとに、丁寧に解説
第1章 鍵と音名
第2章 譜表と音部記号
第3章 変化記号
第4章 いわゆる「調号」の理論、あるいは均記号と均
第5章 音程
第6章 旋法と調
第7章 教会旋法―ヨーロッパ中世・ルネサンスにおける旋法と調
第8章 日本の音階
第9章 音符と休符
第10章 リズム
第11章 テンポ
第12章 表情記号と強弱記号、およびその他の種々の付随的な記号と用語
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