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ちくま学芸文庫

アマルティア・セン講義 グローバリゼーションと人間の安全保障

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09819-1

Cコード

0133

整理番号

-5-2

2017/09/06

判型

文庫判

ページ数

192

解説

内容紹介

21世紀に入ってもなお、世界中に蔓延しつづける貧困、飢餓、不平等。それらが是正されない理由としてしばしば槍玉に挙げられるのが「グローバリゼーション」である。だが、諸文明の交流の歴史を辿るなかで見えてくるのは、グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ、西洋的価値の単純な押し付けでもないという厳然たる事実だ。現代のグローバル化を歴史的に位置づけ、「人間の安全保障」という観点から個人の生や自由を確保する重要性を日本人に向けて説く。真に公正な世界をどうつくるか。ノーベル賞経済学者センの射程の長さがうかが

目次

第1章 グローバリゼーション―過去と現在
第2章 不平等の地球規模拡大と人間の安全保障
第3章 文明は衝突するのか―問いを問い直す
第4章 東洋と西洋―論理のたどり着くところ

著作者プロフィール

アマルティア・セン

( せん,あまるてぃあ )

1933年、インドに生まれる。カルカッタ大学を卒業後、ケンブリッジ大学で博士号を取得。LSE、ハーバード大学、ケンブリッジ大学などの教授を歴任。社会的選択理論や厚生経済学、開発経済学などの発展に大きく寄与し、人文・社会科学全般に影響を与える。98年には、「所得分配の不平等にかかわる理論や、貧困と飢餓に関する研究についての貢献」により、ノーベル経済学賞を受賞。主な著書に、『集合的選択と社会的厚生』『自由と経済開発』などがある。

加藤幹雄

( かとう・みきお )

1936年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。(財)国際文化会館にて、企画部長、常務理事、常任参与を歴任。著書に『ロックフェラー家と日本』、訳書にマリウス・ジャンセン『日本――二百年の変貌』などがある。

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