エリック・ホブズボーム
( ほぶずぼーむ,えりっく )1917-2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任。著書に『市民革命と産業革命』『資本の時代』『帝国の時代』など多数。
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2,090
円978-4-480-09867-2
0120
-15-3
2018/07/09
文庫判
672
頁市場経済による社会的不平等、宗教的原理主義、環境問題…。繁栄の時代を過ぎた後、人々は社会を支えてきた基盤が解体する音を聞く。不安定性と不確実性がいやます20世紀末を見つつ、ホブズボームは述べる。「新しい千年紀、人類の運命は公的な権能が復活できるか否かにかかっている」と。下巻には、第2部(「黄金時代」)の続きとして、第二次世界大戦後における社会と文化の変革、第三世界の姿を、そして、1970年代以降に生じた新たな危機と社会主義の終焉、21世紀への展望などを論じた第3部(「地滑り」)を収める。
第2部 黄金時代(承前)(社会革命―一九四五‐九〇年
文化革命
第三世界
「現存社会主義」)
第3部 地滑り(危機の時代
第三世界と革命
社会主義の終焉
アヴァンギャルド死す―一九五〇年以降の芸術
魔法使いと弟子―自然科学 ほか)
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