アントニー・D・スミス
( すみす,あんとにー・D )1939-2016年。オクスフォード大学のウォドム・カレッジで古典学と哲学を学び、LSEで社会学の修士と博士の学位を、ロンドン大学で美術史の博士の学位を取得。長年、LSEで社会学の教授をつとめ、歴史的継続性を重視したアプローチによって、ナショナリズム研究の新たな地平を切り拓いた。おもな邦訳書に『ナショナリズムの生命力』『ネイションとエスニシティ』『選ばれた民』などがある。
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1,430
円978-4-480-09873-3
0131
-19-1
2018/06/07
文庫判
384
頁見ず知らずの人々を強固な同胞意識で結びつけるナショナリズム。それは近代世界の基本原理でありながらも、各地で数々の軋轢や衝突を引き起こしてきた。人為的に創られたものと論じられる一方で、伝統や歴史に根ざした自然なものとして感受される、この矛盾に満ちた心性はいかにして生まれたのか。本書では、ナショナリズムをめぐって繰り広げられてきた数多の議論を整理し、イデオロギー、政治運動、文化などが絡み合うその全貌に迫る。ナショナリズムは消え去る運命にあるのか、それとも今後も強い影響力を保ちつづけるのか―。ゲルナー、アンダー
第1章 概念
第2章 イデオロギー
第3章 パラダイム
第4章 理論
第5章 歴史
第6章 将来展望
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