ジョン・R・サール
( さーる,じょん・R )1932年生まれ。アメリカの哲学者。ウィスコンシン大学に入学後、オクスフォード大学にて学士、修士、博士号を取得。帰国後、カリフォルニア大学バークレー校の助教授となり、のちに同校教授。言語哲学を出発点として、心の哲学に関心を広げ、生物学的自然主義の立場からさまざまな論争を繰り広げる。2000年、ジャン・ニコ賞を受賞。2004年、米国人文科学勲章を受章。おもな邦訳書に、『言語行為』『志向性』『意識の神秘』などがある。
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1,650
円978-4-480-09885-6
0110
-43-1
2018/11/08
文庫判
464
頁「よく知られている理論、しかも影響力のある理論が、そもそも全部誤っているという点で、心の哲学は、哲学のなかでも類を見ないテーマである」。言語哲学の大家であり、「中国語の部屋」などの思考実験や、デリダとの論争でも知られる哲学者ジョン・サールによる入門書は、この驚くべき断言からはじまる。「心」をめぐる議論がこれまで見落としてきたものとは、いったい何か。二元論、唯物論、機能主義、行動主義、髄伴現象説など従来理論の錯誤を次々に暴き、意識、知覚、志向性から自己、自由意志まで、ありとあらゆる心的現象を自然主義的観点の
心の哲学が抱える一二の問題
唯物論への転回
唯物論への反論
意識(意識と心身問題
意識の構造と神経生物学)
志向性
心的因果
自由意志
無意識と行動
知覚
自己
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