ピーター・L・バーガー
( ばーがー,ぴーたー・L )1929-2017年。オーストリアのウィーンに生まれる。46年、アメリカに移住し、後に帰化。New School for Social Research で博士号を取得。ボストン大学で長年教鞭をとる。ルックマンとならび、シュッツの現象学的社会学を継承・発展させた第一人者とされる。また、神学者としても知られ、宗教社会学の展開にも大きく寄与した。著書:『社会学への招待』、『癒しとしての笑い』、『現実の社会的構成』(ルックマンとの共著)他。
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1,320
円978-4-480-09903-7
0114
-47-2
2018/12/10
文庫判
352
頁あらゆる社会はその全過程を究極的に意味づける象徴の体系、「聖なる天蓋」をもつ。宗教はもともとこの「聖なる天蓋」であり、社会全体をすっぽり覆って、その象徴的世界に個人を位置づけ、アイデンティティをあたえる機能を果たしてきた。相互主観のレベルに全ての現実構成の拠点をおくというバーガーが一貫して立脚してきた立場、すなわち現象学的社会学の視点から論じられた宗教社会学の古典的名著。ウェーバー、デュルケム以来の宗教理解の新たな地平。
1部 宗教と社会(ノモスとコスモス
信憑構造と正当化
神義論と被虐愛
宗教と疎外)
2部 宗教と歴史(世俗化の過程
信憑性の問題
正当化の問題)
補論(社会学における宗教の定義
社会学と神学―その視角をめぐって)
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