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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09915-0

Cコード

0122

整理番号

-13-12

2019/05/09

判型

文庫判

ページ数

528

解説

内容紹介

権力の集中によって「国家」が成立していくルネサンス期イタリア。そこで生じる不穏な政治・社会情勢は人々に緊張感を与えつづけたが、そのことがかえって人間の倫理観・宗教・社会・国家についての思考を深化させ、かくして個性的な万能人が輩出し、他に類を見ない陰翳にとんだ豊饒な文化も生じたのである。稀代の歴史家が膨大な史料をもとにイタリア・ルネサンスの全体像を活写し、時代推移的な叙述ではなく、歴史的諸現象を横断的に精察することによって、近代ヨーロッパ文化の原型をあぶりだす。下巻は「世界と人間の発見」「社交と祝祭」「習俗

目次

第4章 世界と人間の発見(イタリア人の旅行
イタリアにおける自然科学
風景美の発見 ほか)
第5章 社交と祝祭(身分の均等化
日常生活の外面に現われた洗練
社交の基盤としての言語 ほか)
第6章 習俗と宗教(道徳性
日常生活における宗教
宗教とルネサンスの精神 ほか)

著作者プロフィール

ヤーコプ・ブルクハルト

( ぶるくはると,やーこぷ )

1818-97年。スイスの美術史家・文化史家。ベルリン大学で、歴史家ランケと美術史家クーグラーに学ぶ。1858年から35年にわたってバーゼル大学教授として歴史学、美術史を講じる。本書の他『コンスタンティヌス大帝の時代』(1853年)、『チチェローネ』(1855年)、『イタリア・ルネサンスの文化』(1860年)、『ギリシア文化史』(1898-1902年)等の著作がある。

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