ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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古代人との魂のひびきあいを生涯にわたり、悲劇的なまでに求め続けた人・折口信夫。日本各地への旅のなかで発見された「まれびと」、短歌創作を通した教育、新しい国学の提唱、そして敗戦後の日本において育もうとした人類教的な神…。現実との葛藤を常に抱えながら展開された折口の学問とはいったい何であったのか。最後の弟子が足跡のひとつひとつを確かめながら、折口の内面の真実をつぶさに描き出す。師への追慕と鎮魂の念に溢れた傑作伝記。第14回和辻哲郎文化賞受賞。
古代学と万葉集
万葉学とアララギ
まれびと論以前
力ある感染教育
内なる「まれびと」論
国学と神道
国学の伝統
「まれびと」とすさのを
日本人の神
時代と批評精神
新しい神の発見
折口の古代と出雲
折口のブラック・ホール
慨みの声としての短歌
古代への溯源
時代と学問
敗戦による、死と再生
二つの『死者の書』
『死者の書』の主題
敗戦の後の思想(一)
敗戦の後の思想(二)
神道の宗教化(一)
神道の宗教化(二)
日本人の他界観
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