中村桂子
( なかむら・けいこ )1936年東京生まれ。JT生命誌研究館名誉館長。理学博士。東京大学大学院生物化学科修了。ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く「生命誌」を提唱。JT生命誌研究館を開設し、2002年より同館館長。『生命誌の扉をひらく』『自己創出する生命』(毎日出版文化賞)、『ゲノムが語る生命』ほか著書多数。
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科学で生活は便利になったけれど、効率や結果ばかり求められるのはどこかおかしくないかな? 何だか息苦しいよね。だって私たちは機械じゃなくて生きものなのだから。基本を変えずに、しかし驚くほどの多様さを生みだして38億年続いてきた「進化」を軸に、生きもの目線で私たちの未来を考えよう。
第1章 20世紀科学の最大の発見の一つ―遺伝子の本体であるDNA
第2章 人間は生きものである
第3章 生命科学から生命誌へ
第4章 現代社会の問題点を明らかにする
第5章 便利はとてもよい…だろうか
第6章 進歩でなく進化を考えよう
第7章 生きものに学び私たちとして生きよう
第8章 生きものに学ぶ これから
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