ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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「湯浅さんは機嫌のいい時、ふっと何気なく百合子の話を口にした。(略)別れて半世紀もたった今でも、まだ百合子への愛は消えていないことを示していた」。宮本百合子との同棲でも知られるロシア文学者の湯浅芳子。毒舌と細やかな心遣い、資産家で吝嗇、一流好みで俗物嫌悪、そんな独特な個性を持つ文学者の心奥を田村俊子、矢田津世子、平林たい子、円地文子、堀多惠子らとの交流を交えて縦横無尽に描き出す。
はじめて逢った頃
逃げた恋人
軽井沢の別荘
タクシー代
形見のきもの
もらいそこねた絵
ふるさと京都
俗物嫌い
猫の子
老人ホーム騒動〔ほか〕
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