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定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42475-4

Cコード

0120

整理番号

-32-1

2008/10/08

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

副葬品が示す「格差社会」の存在、農耕民並みの高い虫歯保有率、代々百年以上の歳月を費やし作る巨大なモニュメント…縄文人は何を食べ、どのような社会を作り、どのような世界観を持っていたのか。そして、縄文一万年の繁栄が育んだ、日本人の「文化的遺伝子」とは。縄文人との対話を続ける第一人者が、私たちの常識を覆す最新の「縄文人像」を描き出す。

目次

プロローグ どこよりも早い新文化の火の手
1 縄文人骨を読む(科学的データで迫る“身体的特徴”
遺骨に残る潜水漁法の跡“生活者の顔” ほか)
2 縄文人の原風景(狩猟が生んだ「嫁入り型」“結婚”
聖なる場としての住居“ウチとソト” ほか)
3 日本人に刷り込まれた「文化的遺伝子」(いまに伝わる古代の祈り“蹲踞の習俗”
人間と神の世界の中間に“子供の位置” ほか)
4 縄文人の影を追って(石鏃をめぐる伝説“正体を追う”
各地に残る巨人の伝説“貝塚の発見” ほか)

著作者プロフィール

小林達雄

( こばやし・たつお )

1937年新潟県生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。文学博士。東京都教育庁文化課、文化庁文化財調査官を経て、78年國學院大學文学部助教授、85年より同教授。現在、名誉教授。新潟県立歴史博物館名誉館長。著書に『縄文土器の研究』(学生社)、『縄文人の世界』(朝日選書)、『縄文人の文化力』(新書館)、『縄文人追跡』(日本経済新聞社)、『世界史のなかの縄文』(佐原真氏との対談、新書館)、編著に『縄文土器大観』全4巻(小学館)、『縄文文化の研究』全10巻(雄山閣出版)など多数がある。

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