赤瀬川原平
( あかせがわ・げんぺい )1937年横浜生まれ。画家。作家(尾辻克彦)。60年代には「ハイレッド・センター」など前衛芸術家として活動、70年代には「櫻画報」など独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍、81年には『父が消えた』で芥川賞を受賞。1986年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成。他に高梨豊、秋山祐徳太子との「ライカ同盟」、山下裕二との「日本美術応援団」の活動がある。2014年没。
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京都といえば修学旅行。修学旅行といえば、お寺や仏像。イコール退屈。それは、子供の修学旅行だったから。お寺の造作や仏像、襖絵などの味わいを感じられるようになるにはオトナであることが必要だ。歳をとって初めて日本美術の愉しみ方が分かるようになるのだ。金閣寺や清水寺、桂離宮、平等院などの京都名所を「日本美術応援団」の2人が行く。
金閣―「むきだし」の金は今日もリニューアル中
二条城―ゼネコン狩野株式会社の大仕事
東寺―とうじのまんま、ぶっきらぼうに並んでます
高台寺・円徳院―和尚の留守中に描いちゃいました
清水寺―信仰と観光の幸福な結合
京都御所―ミカドの留守番130年
桂離宮―純粋な贅沢を死守してきました
平等院―平安貴族が夢見たサンダーバード基地
銀閣―砂に銀を映したアーティストは誰か?
樂美術館―楽茶碗、15代目も楽じゃない
待庵―利休がしかけたワナつき二畳
嵐山―貧修学旅行生、嵐山の秘部に迷い込む
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