天野祐吉
( あまの・ゆうきち )1933年生まれ。創元社など出版社数社に勤めたのち、博報堂に勤務。その後独立し、『広告批評』を創刊する。同誌を発行するかたわら、コラムニスト、童話作家としての仕事も手がけ、2002年11月からは松山市立子規記念博物館館長も務める。著書に『広告論講義』、『私説 広告五千年史』、『天野祐吉のことばの原っぱ』、『ぼくのおじいちゃんのかお』、『絵くんとことばくん』など。
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1990年代に大きな話題を呼んだ、『もつと面白い廣告』と『嘘八百』シリーズ(全四巻)から、著者が選び抜いた“変態”広告の傑作を一冊に。「広告は人間の欲望の写し絵である」という著者の視点から、明治・大正・昭和の面白広告が勢ぞろいした。毛生え薬やら乳バンド、さらには身長の伸びる機械などなど、これは近代日本の大衆のもうひとつの欲望史であり生活史でもある。
第1章 嘘につける薬(薬品)
第2章 珍案特許(珍品・逸品)
第3章 人には言えぬ悩みあり(性関連)
第4章 あなたは美しくなれる(化粧品)
第5章 良い嘘は口に甘し(食品・嗜好品)
第6章 言葉の曲芸団(娯楽・その他)
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