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ちくま文庫

買えない味

晩秋の柿、 土瓶の番茶…… 日常の中に、 おいしさはある

一晩寝かしたお芋の煮っころがし、土瓶で淹れた番茶、風にあてた干し豚の滋味……日常の中にこそある、おいしさを綴ったエッセイ集。 【解説: 中島京子 】

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42783-0

Cコード

0195

整理番号

-14-2

2010/12/08

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

電話一本で、ネットのワンクリックで、老舗の鍋セットや地方の旬の野菜、海産物が手に入る時代。それは便利だけれど、ホントにそれでいいのでしょうか?一晩寝かせたお芋の煮っころがし、土瓶で淹れた番茶、風にあてた干し豚の滋味…日常の中にあるおいしいものたち。お金では決して買えない味がある。自分の身の回りにある買えない味の数々を綴ったエッセイ集。第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

目次

朝のお膳立て(箸置き―「戻る場所」をつくる
白いうつわ―磁器か、陶器か ほか)
買えない味(指―かぶりつく直前の味
レモン―ひとたらしの衝撃 ほか)
キレる力を!(注ぎ口―ぴしゃり、キレる力を
調理スプーン―もうひとつの掌 ほか)
機嫌のよい一日(買い物かご―無駄を省こう
木の弁当箱―柔軟な“うつわ”として ほか)

著作者プロフィール

平松洋子

( ひらまつ・ようこ )

エッセイスト。東京女子大学卒業後、食や生活文化を中心に幅広く執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞。『サンドウィッチは銀座で』『なつかしいひと』『ステーキを下町で』など著書多数。

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