鴻巣友季子
( こうのす・ゆきこ )東京生まれ。翻訳家。J.M.クッツェー『恥辱』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』等手掛けた翻訳書は60冊以上。エミリー・ブロンテ『嵐が丘』、ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』等、古典の新訳にも力を注いでいる。著書に『全身翻訳家』『翻訳教室 はじめの一歩』『孕むことば』『カーヴの隅の本棚』『熟成する物語たち』、共著に『翻訳問答』等がある。
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食事をしても子どもと会話しても本を読んでも映画を観ても旅に出かけても、すべて翻訳につながってしまう。翻訳家・鴻巣友季子が、その修業時代から今に至るまでを赤裸々かつ不思議に語ったエッセイ集。五感のすべてが、翻訳というフィルターを通して見える世界は、こんなにも深く奇妙でこんなにも楽しい。エッセイ集「やみくも」を大幅改編+増補した決定版。
1 言葉が気になる(顔見知りfriend&acquaintance
ムズムズする訳mechanism&apparatus ほか)
2 胃袋を満たしてから(臨月のシフォンケーキ
大蛸で世界をめぐる ほか)
3 足腰を鍛える(翻訳家への長い長い序走
フラヌーズになりそこねた夜 ほか)
4 道草を食う(イパネマの娘
猫を借りる ほか)
5 さあ仕事をしよう(翻訳者気質
翻訳の魔宮へ ほか)
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