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ちくま文庫

魔利のひとりごと

目くるめく世界へようこそ

茉莉の作品に触発されエッチングに取り組んだ佐野洋子、豪華な紙上コラボ全開。全集未収録作品の文庫化、カラー多数。 【解説: 小島千加子 】

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42881-3

Cコード

0195

整理番号

-9-8

2011/10/06

判型

文庫判

ページ数

144

解説

内容紹介

「私は森茉莉から沢山のものを学んだ。幸わせで美しい世界は存在するものではなく、自分で勝手に創り出すものである、もうそれは、事実がどうであれ強引に創り出すものであって、それが出来る魂を大切に大切に手入れをしなくてはいけないという事であった」(佐野洋子)。茉莉の作品に触発されエッチングに取り組んだ佐野、二人の豪華な紙上コラボ全開。全集未収録作品初の文庫化。カラー多数。

目次

石鹸・固型香水・花の香い
失った宝石
海から生れた真珠
沐浴
妖婆
時刻の翼
フランスの雑誌
パリのキャフェ
パリのマギャザン
巴里の夏
奥さんとお内儀さん
流行と私

著作者プロフィール

森茉莉

( もり・まり )

1903─87年、東京生まれ。森?外の長女。1957年、父を憧憬する娘の感情を繊細な文体で描いた随筆集『父の帽子』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、50歳を過ぎて作家としてスタートした。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)、『贅沢貧乏』、『私の美の世界』、『森茉莉全集』全8巻など。

佐野洋子

( さの・ようこ )

(1938-2010)北京生まれ。武蔵野美術大学卒業。絵本、小説、エッセイの各分野で活躍。2003年紫綬褒章受章。絵本に『100万回生きたねこ』、『おじさんのかさ』(サンケイ児童出版文化賞推薦)、『わたしが妹だったとき』(新美南吉文学賞)、エッセイ集に『がんばりません』『私はそうは思わない』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『シズコさん』『役にたたない日々』など。

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